–ミッション–

食は健康と深く関わっている。食生活は「健康に老いる」ための重要な要素の一つである。健康で健全な社会を実現するために、食を取り巻く未来をデザインする「先端食科学研究センター」を2013年4月より設置する。

 
本研究センターでは、食と栄養に関する基礎および先端研究を推進し、よりよい健康な社会を食・栄養・健康の観点から創生する。


更新情報

COC事業(産学公連携)

本センターは、県立大学のCOC事業の中でも、産学公連携の中核機関となっており、沢山の活動をしています。詳しくは、COC事業・産学公連携のホームページをご覧ください。

食や健康、栄養に関する相談

食や健康、栄養の研究者を擁している本センターでは、様々なご相談に応じます。お気軽にご連絡ください。

う米ぜ! 2017 販売開始(&酒粕塩飴も!)

2017年のう米ぜ!が、酒店(茨木酒造、山本酒店、松竹酒舗)及び本学の生協店舗(組合員に限る)において、2017.3.7より販売されました。600本限定です。
う米ぜ!の酒粕から作った「酒粕塩飴」も大学生協において販売開始しました!

オープンキャンパス報告

今年もセンターから出展・説明・試食しました。酒粕塩飴デビュー!&マヌカ蜂蜜の試食を実施! 試食後のアンケートでは、おいしいの5段階評価で酒粕塩飴は、62%が5(とてもおいしい)で、4と5を合わせると、なんと94%と、とても好評でした。マヌカ蜂蜜はおいしいが65%で、4と5を合わせると、90%と、こちらもかなりおいしいとの評価を頂きました。今後のセンターの活動にもご期待ください。
センターの最新情報は環境人間学部・研究科の「ニュース」としても随時発信しています。詳しくはこちらから。

4つの柱

環境人間学部の特色の一つとして、食と栄養、健康の研究者の存在があげられる。これら研究者を外部から「見える化」する必要があり、統括する組織が必要となる。個々の研究を束ねて「総合力」として、地域や地元企業と包括的な連携をすることも不可欠である。このように、地域と連携して、食と栄養に特化した研究を進めることによって、学部特色化の推進と共に、兵庫県立大学の地域連携機能をより一層強化する。
2016年度より、センター兼務教員の所属を 「機能性食品部門」と「健康・食生活評価部門」に分けました。
見える化とセンター内での連携を、より推進していきます。
バーチャルな区切りですので、縦割りになる訳ではありません。
2つの部門の両方に属する教員もいます。
各部門は副センター長がまとめます。

先端基礎研究推進

食・栄養科学は疾病予防や健康増進を実現するための重要な研究分野であり、その積極的な推進が強く求められている。一方、食品の安全評価も、健康を維持するために不可欠な研究である。「健康に老いる社会」を実現するため、健康寿命の延長、生体調節機能、食品機能性、などをキーワードとして出口(アウトプット)を見据えながら基礎および先端研究を推進する。

海外連携

海外との連携による国際的な研究を進める。これまでの研究者単位での連携のみならず、システマティックな研究活動を推進する。現在、食を取り巻く環境はグローバル化している。とくに、わが国では輸入食材比率の高く、他国以上に世界に目を向ける必要がある。一方、長寿食や健康食として和食の良さが世界から注目されている。このようなことから、これまで以上に国際的な視野に立った研究が求められる。

地域との連携

地域(企業・団体)からのニーズに応えやすい環境作りと課題解決を行うシステムを構築する。課題に応じて個別のプロジェクトチームを作り、地元企業等のニーズに対応する。共同研究の推進や特許の出願などニーズをシーズに変え、地元企業等と大学の双方で利益が得られる体制を構築する。センターに、食のCOE(center of excellence)機能を持たせ、食と栄養に特化した研究組織とする。企業や自治体などと包括的な協定を結び、本センターのリソースを結集して問題解決にあたる研究環境を整備する。

県立大ブランド

県立大学オリジナルブランド商品の事業化は、大学のイメージアップにつながり、本学部の広報戦略としても有用な手段となる。特徴のある県立大学オリジナルブランドの開発に伴い、学内外のリソースを活用して市場調査や販売戦略構想を練り、ビジネス化につなげる。実際の製造や販売、広報においては、地元企業や自治体と協力して進めることで、地域の振興にも貢献できる。すでにセンターから日本酒が県立大学ブランドとして創製されている。


メンバー

兼務教員及び研究アドバイザーをご紹介します
 

加藤陽二

酸化ストレス、マヌカ蜂蜜、食の認証評価

センター長(兼務教員)
生体や食品成分の分析。特に、タンパク質、低分子化合物の化学的な解析から免疫化学的な解析まで、生化学的な手法を用いて酸化ストレス及び食品機能性について探求。
 

吉村美紀

テクスチャー (物性) 、食品加工

副センター長(兼務教員)
COCユニット長
高齢者・幼児の食環境の改善、食品ハイドロコロイド、食品プロセスの開発・研究。感覚機能特性を生かし、物性と嗜好性の両面から、人間環境の改善に寄与する加工食品の開発
 

伊藤美紀子

カルシウム・リン代謝調節機構の解明

副センター長(兼務教員)
生体内におけるリン代謝調節機構の解明、慢性腎不全における高リン血症の栄養管理、寿命におけるミネラルの役割の解明
 

澤村弘美

ビタミン、微量栄養素、分子栄養学的研究

兼務教員
妊娠期のビタミン栄養と健康、ビタミンの新規生理作用、調理方法によるビタミン損失
 

村上明

ストレス応答、食品機能性、作用機序

兼務教員
ファイトケミカル(植物二次代謝産物)の作用機構、ホルミシスの概念に注目した研究。
 

中松和己

数理論理学、知能情報処理、推論

兼務教員
矛盾や対立の推論処理に向いているパラコンシステント論理の応用として真理値付き論理プログラムをディフィージブル義務推論が扱えるように展開し、EVALP(拡張真理値付き論理プログラム)を提唱。このEVALPを基礎に種々の応用を研究。特に安全性検証に基づく自動制御特に離散事象制御に対してEVALPを応用。
 

坂本薫

調理と加工、食嗜好と評価、食素材、フードマネージメント、食行動

兼務教員
調理・食品加工における味・テクスチャー向上に関する研究
 

有満秀幸

微生物・病原因子・食品衛生

兼務教員
食中毒予防、また食の安定提供を目的に、ヒトや家畜に下痢症などの疾患を引き起こす細菌の病原因子に関する基礎研究と、それらの予防・診断法の開発
 

榎原周平

微量栄養素、ビタミンの生化学的、生理学的、栄養学的研究

兼務教員
ビタミンB12の遺伝子発現調節・体内動態研究、葉酸の研究、食品中のビオチン類縁物質の研究。異分野との融合研究。
 

森井沙衣子

基礎代謝に関する研究

兼務教員
スチームコンベクションオーブンを用いた少量炊飯に関する検討など
 

石坂朱里

食品機能, ポリフェノール、抗酸化、抗炎症

兼務教員
食品機能性成分ポリフェノール類の生体内動態および活性発現メカニズムの解明、食品加工で生じる副産物(未利用資源)や新規食素材に含まれる機能性成分の定性・定量、生理活性の評価。
 

田中更沙

脂質代謝、微量栄養素の相互関係

兼務教員
脂質代謝と微量栄養素の相互関係に関する研究
 

渡邊敏明

微量栄養素、ビタミン

研究アドバイザー
 

北元憲利

感染性微生物、食中毒

研究アドバイザー
 

伊達ちぐさ

食事調査

研究アドバイザー
 

平松直子

日本のハーブ

研究アドバイザー

アクセス・お問い合わせ

兵庫県姫路市新在家本町1丁目 (地域創造機構内2F)
FAX : 079-293-5710
Email : info-sentan[at]shse.u-hyogo.ac.jp